お話いただいたのは…

従業員500名(パート・派遣含む) 東京都 製造業

管理部人事総務課課長庄司さま
管理部人事総務課細野さま
水村さま

労務管理はすべて内製化

どのような体制で労務管理を行っていますか?

ミライアル株式会社は、主にシリコンウェーハを入れる容器や、半導体関連の高機能樹脂製品を製造している会社です。社員・パート・派遣を合わせると約500名で、本社は東京ですが製造拠点は熊本などにもあり、それ以外にも成型機を製造するグループ会社などがあります。

庄司さま

どれくらいの人数で人事労務を担当されているのでしょうか

管理部門の中に「管理部人事総務課」があり、人事総務課には私と、労務担当1名、労務総務担当1名、総務1名、採用1名という5人構成です。給与計算、社会保険の手続きも自社で完結させているので、なかなか頑張っているなと思いますよ。

課題は「個別対応に時間がかかっていたこと」

想像以上に担当領域が広いですね。業務をすべて内製化されている中で、HRbaseの導入を決めていただいた理由を教えてください。

これまで長くお付き合いしていた顧問社労士の先生がご高齢で、次の体制をどうするかネット上で情報収集をしていたときにInstagramでHRbaseを発見しました。

導入前の課題はどのあたりにありましたか?

労務管理の現場には、従業員に説明する前に担当者として知っておきたいことが多くあります。従業員ごとに相談される内容はさまざまで、それを調べるのに膨大な時間がかかっていました。

調べものは主にネット検索でしょうか。

ネットだけではなくAIチャットなども試しています。

結構な内容を一括検索できるとは思いましたが、AIチャットで提示された厚労省や労働局、労務専門サイトやネット記事のURLを読み込んで自分で総合判断する手間は、自分で検索することとさほど変わらないと感じました。

出てきた情報の正誤を判断するのは、AIチャットにはまだできないですよね。どのような業務に時間がかかっていたか、具体的にお聞きできますか?

最近で大変だったのは産後パパ育休の対応ですね。

内容の理解、規程の見直し、周知文の作成、従業員への周知手順資料作成などに時間がかかり、厚生労働省のサイトを見てもわからず、ネットの動画でも実務面までカバーされておらず困っていました。顧問社労士の先生との打ち合わせやメールでのやりとりが何往復もあり、ようやくたどり着いたものも100点満点とはいえませんでした。

産後パパ育休は、正しい情報がどこにあるのかがわかりにくいですね。

それがHRbaseではパッと出てきて、従業員への周知手順も可視化されており、「今までの時間は何だったんだ・・・」と思いましたよ。

HRbaseで調べて、社労士に相談できればベスト

HRbaseの前身は社会保険労務士向けサービスのため、情報の精度にはこだわりを持って提供しています。

ありがたいです!

とはいえ、正しい情報があったとしても、自社なりのアレンジは私たちがする必要がありますよね。運用前に社労士の先生に相談するというプロセス自体はなくならないと思っています。

法改正をどのように現場の実態に沿わせていくかは、企業の担当者だけではなかなか難しいということですね。

そうですね。たとえば「卒園式に出たい」というパパに対し、ミライアル株式会社としてどう対応するかを決めていく必要があります。決めるのは私たちですが、プロのお墨付きがほしいという気持ちもあります。

HRbaseをはじめ、そのユーザーの社労士先生など第三者が「今はこういうトレンドで、こういう対策が必要」という発信をしてくださると、社内で議論するときのエビデンスにもなります。

多様な働き方は、各社で必要な対策が違うものですね。

前職の製造業では「育児介護対象者は年間5日間、時間有休で40時間分を利用できます」というルールや、12歳までのお子さんと介護が必要な家族がいる場合の規程があり、営業部のお父さんが「入学式に3時間だけ行きたい」というニーズに対応できていました。

製造業は簡単に休まれたら困るという意見があるのも事実ですが、今後は多様な働き方への対応がますます求められると思います。だからこそ従業員の労務のケアの充実に焦点を当てたいと思っており、HRbaseで調べる時間を短縮し、専門家にアドバイスをもらうことで最適な労務管理体制を目指したいと考えています。

「調べ疲れ」はエンドレス

ここまでは課長の庄司さんにお話をおうかがいしました。ここからは実際にHRbaseを活用されているメンバーの方にも加わっていただきます。

経理を10年程経験し、総務を経て、今は給与計算をメインに担当しています。まだ2年目のため経験も少なく、HRbaseには助けられています。

銀行業務を経てミライアルの子会社に入社し、総務をやっていました。そこから転籍して現在のチームに入り、給与計算以外を幅広く担当しています。私も社会保険の知識が少ないため、HRbaseで調べて、行政の情報を補完しています。

日頃、従業員さんからはどのような質問が多いでしょうか?

結婚したときに手続きはどうしたらいいのか、男性も育休を取れるかなど、「上司に言う前に相談したい」というニーズが大きいですね。ハラスメントに関することも含め、労務担当者にしか聞けない内容が多いと思います。規程などの内容も細かく聞かれることもありますね。

細野さま

従業員さんが自分で理解するのは難しいですからね。

そうですね。皆さんご自身の権利や、必要なことを知っておきたいのだと思います。ネット情報だけでは理解不足も出てきますし、生理休暇についてなど上司に相談しにくい内容もあったりしますので、回答するときにHRbaseで根拠を調べておけるのは助かっています。

HRbase導入前はどのように情報を調べていましたか?

キーワードで調べても情報が古いと不安になりますし、時間がかかっていました。

不足している情報は聞くしかないのですが、電話だととにかく時間がかかります。

折り返し待ちの連続で、返答がいつになるかわからないので仕事の手が止まることもよくありました。

調べるスピードが上がれば、回答スピードも上がる

正しい情報にたどり着くだけでも、大きな負担がかかっていたのですね。

それがHRbaseで短縮できるようになりました。たとえば労務管理ガイドでは入退社の手続きチェックリストの順に進めれば、途中の確認事項は激減します。

他にも「もうすぐ休職から復帰する人がいるな」と思ったら、復帰1か月前に送付すべき書類を調べてダウンロードし、自分のタスクに入れておくということもできています。

水村さま

先回りの準備、素晴らしいですね!

労務マガジンも、気になったテーマはダウンロードして、時間ができたときにじっくり読んでいます。ネットニュースは概要しか書かれていないことも多いですが、HRbaseは根拠情報のリンクも貼ってあり、丁寧に書いてあるので読みごたえがあります。

細野さんはどのように活用されていますか?

私はAI機能を使うことが多いですね。

先日、配偶者の収入がちょうど200万円の方から年末調整の相談が来ました。配偶者特別控除の対象外ですが住民税では対象になるため、HRbaseで調べると「特に200万円の所得がある配偶者がいる場合は気を付けてください」と出て、回答文章を活用して従業員の方にすぐにお渡しできました。

関連資料も見ていますが、法律だけではなく国税庁ではどう書いているかなどを調べています。

情報を調べ、根拠を知るところまでの時間をカットできているようでホッとしました。

メンバーの時間をどれくらいカットできたかという考えより、課の中に、何でも相談できるプロの社労士さんが在籍しているような感覚です。

従業員から質問されたらすぐに回答することが、私たちの仕事では大切です。

皆さんが従業員さんの身近な相談先になっているなと感じました。頼られる労務担当者として、HRbaseをぜひご活用ください。

HRbaseが「自走するチームの育成」を後押し

労務管理はどんどん複雑化していくため、情報のキャッチアップだけでも大変ではないでしょうか。

目の前の仕事を誠実にこなしていくだけでも大変ですが、「法改正があったらそのとき考える」というのは、追われた仕事ですよね。チームメンバーには余裕を持ってもらいたいですが、皆忙しいし、情報を探すのも大変で・・・。

その課題は大きいですね。

これからは労務担当者の育成も大切です。2024年秋にはグループ全社の担当者で「オンライン労務会議」をスタートしました。会議では2025の法改正の準備や年末調整の定額減税対応についてなどを話し合いました。今後の足掛かりができたため、2025年は「いい仕組みとは何か」を考えていきます。

労務会議を思い付かれたきっかけは何だったのでしょうか。

HRbaseの導入をきっかけに、労務担当者として何をしていくかをグループ全社で考える機会をつくりたいと思ったためです。

労務担当者が「考え、仕組み化できる」存在になれば、働く環境はもっとよくなるでしょうね。

はい。これは採用課題にも紐付いています。確かに若手は不足していますが、人生100年時代には多世代活躍も考えたいです。全世代の人たちにどう活躍してもらえるかを考える時期が来たと思っています。

経済的、社会的な変化スピードに、どう対応するかを考えなくてはいけないのですね。

はい。忙しいと目の前のことしか見えなくなりがちですが、労務管理が整えば従業員も安心できて、会社の労務業務も円滑になります。

HRbaseはこのような考えを一歩前進させてくれました。実際、調べものや非効率な業務が減ったので、他のことに時間を有効に使えます。

労務担当者の価値を社内に伝えたい

たくさんお話しいただきありがとうございました。最後に庄司さんに、今後のHRbaseの活用についてお聞きできればと思います。

取材を受けてみて、改めて「人へのケアを手厚くするための仕事を担っている」という労務担当者の価値を社内にも伝えたいなと感じました。働きやすいルールをつくり、正しい対応ができるスキルを身に付けたいですね。私たちにはHRbaseがあるので精度の高い回答ができますから!

そのスタンスは従業員の方にとっても安心ではないでしょうか。

はい!

HRbaseが日本のデファクトスタンダードになったとき、「私たちは初期に導入してましたよ」って自慢したいですね。

ここまで情報が一元管理されているのは、労務担当者にとって夢のようなシステムです。正確な情報がこんなに簡単に、素早くわかるのは素晴らしいと思います。まだ同種のシステムがないということですので、今後も労務管理に携わる人の使いやすさにこだわっていただければと考えています。

HRbaseも、ミライアル株式会社さまの正しい労務管理の実現をサポートできれば幸いです。貴重なお話をありがとうございました!


※掲載内容は取材当時のものです。